チームRST監督武田のサービスパークレポート(8/31〜) ラリースタッフ池田みきのチームRSTラリージャパンの軌跡(9/1〜)
We Challenge WRC2004
 LEG3新得林道SS26でのアタックの様子をアップしました
ラリージャパン参戦を終えて /2004.9.9

日本で初めて開催されたWRC「ラリージャパン」はおよそ国内のラリーでは考えられないような超高速ステージの連続でした。
チームアールエスタケダは惜しくもSS6でリタイヤを喫しましたが、幸いにもマシンにダメージはなく2日目以降のステージへはWRCスーパーラリー規定に従い出走。トップのワークス勢に対して遜色ないタイムで残りステージを無事クリアいたしました。想像を超える高速ステージへのアタックで得られた技術的な問題点を煮詰めてさらに高度なマシン製作へつなげてゆきたいと考えています。
今回のWRCで、ドライバーに与えられたオーダーは昨年のラリー北海道とは違い上位入賞へ向けてのアタックをすることでした。LEG1(1日目)のステージから果敢に攻めの姿勢を貫く中村はSS1から着々と総合順位を上げ、上位陣のタイムへ迫る走りを続けます。


SS5のリピートステージ「YAM WAKKA2」(23.26q)ではダイハツワークス2台に対して10秒差、NRS( NISSAN RACING)の高崎選手に対しては約2秒のアドバンテージを得てクラス順位を上げました。
続くSS6では路面に露出した巨大な岩に足をすくわれ無念のコースオフを喫しましたが、今回のラリーにおける中村の走りはトップレベルのラリースト達に対して少しも引けをとることなく、攻めの姿勢を貫いたすばらしいものであったと感じています。

今回のWRC参戦を通じて我々のチームが得たものは言葉では表しきれないほど多く、リタイヤしたからこそ知ることのできたラリーの難しさと勝利するために積み重ねていかなくてはならないことも少し理解できたつもりです。モータースポーツの世界は厳しく、勝利は容易なものではありません。しかしマシンとドライバーそしてチームワークのすべてが融合した先に見えてくる「勝利」へ向かって我々は生涯をかけて突き進んでゆくことを決め、日々をすごしてゆく決意を持っています。最高の瞬間に向けてのあらゆる努力は、アールエスタケダの技術力の向上とすべてのお客様に信頼される企業としての礎になることを確信しております。

われわれをWRCに送り出してくださったすべてのお客様と、バックアップしていただいた企業およびスポンサーの皆様方に心より感謝いたします。これからもアールエスタケダをご愛顧いただき暖かく見守っていただきますようよろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。

アールエスタケダ 代表取締役武田浩美
チーム総監督 もたい祐史
チームマネージャー
マネージメント
武田浩美
宮部弘陽
クルー 中村英一
宮部弘陽
サポートスタッフリーダー 水のラリー
サポートスタッフサブリーダー
ケータリングサービス
池田みき
チーフメカニック(TRS代表)
メカニック
(RST)
サポートメカニック(オートハウスファニー代表)
富里靖
大島誠司

嶋田和正
サポートスタッフ(TEAM RS.TAKEDA) 榎重彦
川島健司
松浦秀由樹
サポートスタッフ(RS.TAKEDA CIRCUIT CLUB) 田中成典
ボディワーク(ACCEL)
サポートメカニック
鷹田春近
鷹田真明
企業協賛スポンサー様(順不同)
株式会社エナペタル
住友ゴム工業株式会社(DUNLOP)
株式会社アブコ
株式会社キャロッセ
ティーズ株式会社(BRIDE)
有限会社イーアンドイーシステム
株式会社デンソー
株式会社ブロンコバスター
株式会社アレックス
富士自動車工業株式会社(オートハウスファニー)
昭和貿易株式会社(AGIP)
シャフトモータースポーツ
株式会社レイル
株式会社ニッポンレンタカー

有限会社アクセル

個人協賛スポンサー様(順不同/敬称略)
吉田孝之 森下誠 杉山益啓 森本裕親
岡田義明 高瀬宗徳 田中成典

We Challenge WRC2005

林道ステージを攻める

北海道ならではの雄大なステージ

ギャラリーステージでの走行

終始安定した走行を見せた

札内のスーパーSSでアタックするソルベルグ

同じA5クラスへ参戦のBRIGスターレット

同じA5クラスへ参戦のDCCSストーリア

ラリー終了後のサービスパークにて

RSTワールドラリーチーム ラリージャパン参戦までの日々
2004.8.30

札内のスーパースペシャルステージが完成。2台のラリーカーが超高速でのバトルを
繰り広げる様子を目前で見ることができます。同時に札内S.S.S専用のプレミアムチケットの追加発売も決まりました。

札内のS.S.S

サービスパークに搬入されるWRカー

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整備を終えたラリーカーは8月29日の午後9時に
とかち帯広に向け出発いたしました。


装備品の積載を終え、確認のミーティング

真剣に打ち合わせを重ねるスタッフ

帯広に向け出発するラリーカー

敦賀港から深夜発のフェリーに乗り苫小牧へ

2004.8.24

夜間に開催される札内川のスーパースペシャルステージの走行用に4連ランプポットを装着
ボディのカラーリングも完了した
日付 内容
2004.6.14 アールエスタケダWRTはラリージャパン2004にエントリー申し込み。
2004.8.9 アールエスタケダWRTはラリージャパン2004 A5クラスへのエントリーを正式に受理されました。
2004.8.13 ラリーカーのシェイクダウンおよびセッティングを石川県で行いました。

2004年WRC用に製作された新エンジンはさらに高出力に

安定した走行をみせるラリーカー
2004.8.16 ラリーカーのボディ補強、各部の仕上げを「アクセル」において開始
2004.8.18 WRC用のボディカラーリングをカッティングケイに発注
2004.8.19
消耗部品のすべてを交換する作業を開始
2004.8.20 シェイクダウンの結果からフリーダムコンピューターのセッティングを完了

ダンロップからラリージャパン用のタイヤが到着
2004.8.21 ラリージャパンに参加するチーム員全員でのブリーフィングを開催
2004.8.23
ラリージャパン用のカラーリング作業を開始

ティーズコーポレーションからFIA公認シートが到着。ポジションを合わせ、装着する
2004.8.24 札内のスーパーS.Sで使用する夜間走行用のランプポッドを装着
2004.8.25 アクセルに車両を移動し、ボディの修復および補修作業を開始。ボディ回りの最終チェックも行われる
2004.8.27 富里チーフメカ(TRS代表)と大島メカを含めたスタッフで当日の作業、搬入する装備品についてミーティングを開催。29日の出発に向け手落ちのないように慎重に打ち合わせを重ねる。
深夜、アクセルでの作業が完了しマシンはRSTに戻された。新しい排気系のセットアップに伴い高回転域での伸びが格段に向上。期待が持たれる。
WRC規定に伴い、セーフティトラッキングシステム(GPS BOX) の装着が義務付けられたためFIAから供給されるGPSユニットの取り付け位置について検討を重ねる
また、この日はワークス勢のWRカーが帯広へ到着したとの情報が我々のチームにもたらされた。ラリーディはすぐそこに来ている
2004.8.29 PM9:00に予定通り苫小牧に向けアールエスタケダを出発。

エントリーリスト(ラリージャパン公式HP)

copyright rs.takeda world rally team2003-2004/TRS
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