3日目の朝 投稿日: 9月 3日(日)06時03分14秒
北愛国サービスパークの朝は早い。今日の朝は5時に起床し、5時30分に宿泊地を出発した。
サービスF 投稿日: 9月 3日(日)06時07分16秒
三日目の朝、サービスFは10分間。わずかな時間に充実した内容のサービスを行なうためメカニックたちは慎重に準備を始めている。

ラリースタート 投稿日: 9月 3日(日)06時51分38秒
クルーはスタート時刻の10分前になったため、パルクフェルメへ車両搬出にむかった。
今日の最初のステージは「レラ・カムイ」8.76キロ。


前日のラリー終了時点の順位や、クラス分けなどを元に「スタートリスト」が作成されます。前日の夜遅くにヘッドクォーターで発表されるリストには翌朝の出走順が記載されていて、この日の我々のチームのスタート時間はAM7:01でした。スタート時間の10分前に「車両保管解除」がなされ「パルクフェルメ」と呼ばれる(立ち入り禁止の駐車場みたいなものです)保管場所の中に入ることができます。その後指定の時間になったらタイムコントロールを通過し、朝のサービスを受けるためサービスポイントへ車両を移動します。朝のサービスは10分、昼のサービスが30分。夜のサービスは45分で、これ以外の場所や時間以外にサービススタッフがマシンを修復したり点検したりすることはルールで禁止されています。この短時間でのすばやい作業がサービススタッフの腕の見せ所です。
SS23 パンケニコロペツ
ラリーカーはSS23のパンケニコロペツをクリアしSS24のペンケに向け移動中。ラリー最終日のステージではなにが起こるかわからない。ややペースを落として中村は慎重な走行を続けている。


右の写真はリエゾンを移動中のマシンをアクセル鷹田社長が撮影してくれたものです。サービスパーク以外ではスタッフが車に近づいたり触れたりすると失格になってしまいますが離れたところから写真を撮るのはOKです。サービススタッフはなかなかSS(スペシャルステージ)を走行するマシンを見る機会はありませんが、Day2にも書きましたが今年は参戦4年目にして初めてサービス部隊観戦ツアーを開催。2日目のステージ「シピリカキム」を見に行くことができました。
SS24 PENKE 投稿日: 9月 3日(日)10時47分18秒
SS24で何かトラブルがあった模様。詳細はまだわからない。

午前中のステージを終えた他のチームのクルーからゼッケン99になにかあったようだと教えていただきました。ラリーHQからは特に何の情報もなく、とりあえず待つしかない状況が何時間か続きました。サービスパークで刻々と更新されるリザルトには「E.NAKAMURA」の表示がなかなか出てきません。



フィールドスタッフ  投稿日: 9月 3日(日)11時01分24秒
LEG3の林道周辺にキャリアカーで待機しているフィールドスタッフの久野さんから連絡があり、中村はいまだゴールのコントロールラインを通過していない。

ステージの中からは通常の携帯電話がつながらないためなかなか状況がわかりません。コース内でとまっているのはわかるのですが、どんな状態でとまっているのかがわからないため気が気ではありませんでした。
コースオフ  投稿日: 9月 3日(日)11時58分48秒
クルーが携帯電話の通信圏内に到達し先程連絡があった、マシンはSS24のスタート直後のゆるい左コーナーでコースオフしコース沿いを流れる川に転落した。
幸いクルーには怪我はなく、このあと現地にいるチームスタッフがサービスパークまで二人をつれてきてくれるとの連絡があった。マシンのダメージははっきりとわからないが、滑り落ちたあと一回転した模様。
なんにしてもクルーに怪我がないと聞き一安心である。



長い下りコーナーのあとの左コーナーでアウト側の崖へリアがスライド。リア側を下にして実際には3回転して下を流れる川の河原へ着陸。ハードなクラッシュでしたがクルーには怪我もなく、世界選手権仕様のマシンと頑強なキャロッセのロールケージに言葉通り助けられたと思います。右の写真は転落直後にコ・ドライバーがチームへの報告用に撮影したものですが、コースははるか上とのことです。奇跡的に川の流れのないフラットな河原に着地しておりそれほどダメージを受けることはありませんでした。

車は修理できますが人間はそうは行きません。危険なモータースポーツを続ける上で安全に最大限の配慮をすることはスポーツマンとして当然のこと。サーキット走行などでみなさんも言われると思いますが「長袖」「長ズボン」ヘルメットの着用や運転席窓をきちんと閉めるなどのルールがなぜ大切なのかを今一度考え、安全にモータースポーツを楽しんでくださいね。
状況  投稿日: 9月 3日(日)13時46分6秒
SS24のリピートSS26の走行が続いている。転落した我々のマシンの回収はこのステージが終わったあとになる。現地ではレッカー車が待機していてコースクリアをまつ状況だ。戻ってきた車載ビデオの映像をみるとイン側の岩を避けてラインを若干アウト側に振ったあとリアから滑り落ちていく様子が映っていた。

PENKEからの連絡 投稿日: 9月 3日(日)18時42分19秒
まもなく山からラリーカーが下りてくるとの連絡があった。その後マシンは現地で待機しているキャリアカーによってサービスパークに搬送される。マシンの詳細なダメージはいまだ不明でサービスパークではメカニックがマシンの帰りを待っている。

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