RS.TAKEDA Rally Team Japan
2010年全日本ラリー選手権 ひむからりー2010 in 美郷
ランサーで初参戦のクルーは宮崎で見事完走!
2010/5/8-9 宮崎県美郷村周辺グラベルコース
快晴の中、スタートするアールエスタケダのクルー
雨空から一転して真夏日へ
宮崎県は「口蹄疫」というたいへん感染力の強い、家畜感染症に襲われ感染の拡大防止のためほとんどのイベントが中止になっている。そんな中、今回の宮崎「ひむかラリー2010」は予定通り開催された。主催者および関係者の皆様のご苦労を思うと頭が下がる。ほんとうにありがとうございました。
レッキ(事前走行)の間は雨が降り続いていた宮崎県美郷村。翌日の出走開始の頃には雨も上がり、とたんに暑くなる。気温は朝の段階で30度を超え、一足先に夏がやってきたようである。暑さにあまり強くないクルーは特製のドリンクを車載してランサーでの初めてのラリーに挑んだ。

初日に総合5位に浮上。
村瀬/宮部は初のランサーでのステージアタックに慎重な姿勢で挑む。ひむかラリーの一日目は2つのセクションに分かれている。最初のセクションでは「八重原」2.17kmと「珍神」12.86kmの二つのステージを交互に走る4つのSS(スペシャルステージ)が用意された。慎重な走りでステージをクリアしたクルーは総合8位の位置をマーク。悪くない滑り出しとなった。午後からは「山神」14.56kmを2回、「珍神SL」11.45Kmを1回走る。ロングステージが続くこのラリーの勝負どころになるセクションだ。ここから少しづつペースを上げてきたクルーは、SS7終了時点で順位を総合6位にまでアップ。十分に健闘している。

グラベルラリーの洗礼
セクション2の最終SSを走行中に、リアマフラーが破損し脱落した。ステージフィニッシュまで残り3キロをマフラーを引きずって走ることになったが、ほとんどペースを落とすことなくステージを完走。直後のサービスでマフラーの修復を受けて初日を総合6位で走りきった。

思いがけないトラブルが続く
ラリーはDAY2を迎えた。初日を我慢の走りで完走したクルーは、2日目にペースを上げていく作戦。ビギニングステージのSS8で上位選手に迫るタイムをマークした村瀬は、続くステージで徐々に攻める走りへとスイッチしていく。ところが、ラスト前SS9の中盤から村瀬はステアリングに違和感を感じる。この時点で脱落したアンダーガードのステーがステアリングギアボックスを直撃し、パワステの配管を破壊していたのだ。最後のステージではまったくパワステが効かないままステージをスタート。激しいステアリングへのキックバックと戦いながら、それでも村瀬は最終ステージをクリア。残念ながら順位は9位まで後退したが、貴重な「完走」という結果をチームにもたらしてくれた。

報告:武田浩美
HIMUKA RALLY2010 MISATO

記者会見で記念撮影を受ける村瀬選手
11:37の気温は33度 出走前のランサー
DAY1で破損したスポイラーを修復するサービス 破損したインナーの修復
走行後にタイヤをチェックする ステージタイムを見るクルー
脱落したマフラーの修復 村瀬選手も状態を確認
次回ラリー北海道に向けて闘志を燃やすクルー


戦い終えてサービスクルーと
NEXT STAGE IS Rally Hokkaido

RS.TAKEDA RallyTeamJapan 2010