前日の雨が、コースにどのような影響を与えるのか懸念されていたが、競技会当日は晴天に恵まれ完全にドライのコースでの開催となった。シリーズのスタートが早いジムカーナ中部東海シリーズはこの9月に最終戦を迎える。
アールエスタケダはこのシリーズに3台のサポートマシンを投入し、入賞を狙ってきたが最終戦において2クラスでの優勝という最高の締めくくりをむかえることができた。
ジムカーナは8年ぶりの復帰となる深川敬暢選手は今回もランサーエボ9に「ディレッッアスポーツZ1STAR SPEC」を装着してRA4クラスへ参戦。石原裕也選手はヴィッツを使用してN1クラスへエントリーしている。強豪ひしめくN2クラスへは前戦よりマシンに大きく手を入れた山田崇之選手が挑む。
1トライ目から55秒台のクラストップタイムをたたき出した深川は2トライ目になっても他の選手を寄せ付けず、前回の第7戦から引き続き2連勝を達成。圧倒的な走りで、他の追随を許さない。
ここまでクラス2位が続いていた石原は、どうしても「優勝」の二文字がほしいところ。最終戦にはマシンの大幅な軽量化とテストを繰り返して挑んだ。1トライ目にクラストップタイムで折り返した石原は2トライ目に自己ベストをさらに0.6秒更新、両トライともにクラスベストをマークし、完全勝利で最終戦のポディウムの頂点に立ち今期初優勝を達成。さらにシリーズランキングも2位を獲得と嬉しい最終戦となった。
マシンのパワー不足に悩んでいた山田は、シリーズ途中にマシンを大きくモデファイし最終戦に賭ける。1トライ目には無念のパイロンタッチを喫してクラス下位に低迷。2トライ目に全身全霊の走りを決めた山田は大きく順位をアップしクラス7位でゴール。来シーズンに向け、大きな意味のある最終戦でのポイント獲得を果たした。
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