2012年 JAF中部ジムカーナ選手権第5戦 イオックスハイスピードジムカーナIN AROSA
スイフトの着実な熟成を体感
2012年7月1日(日) 富山県 イオックスアローザ 天候:雨 気温:27度
撮影:光崎 満

豪雨の中でマシンの着実な進化を体感した石原
ヘビーウェットでも安定した走り
前日土曜日から富山入りした石原は公式練習で、マシンの着実な進化を体感していた。公式練習では路面はドライだったが翌日の本戦の予報は雨。ウェットコンディションを想定したテストを行う時間は与えられなかったが、これまでのテストで得たデーターをもとにエナペタルのE-12のダンパーセッティングを行う。繰り返し行ってきたテストデーターにより石原には確固たる自信があった。

ファーストトライはクラス2位をマーク
朝から降り続く雨は、時折雨足を弱めるが路面が完全に乾くほどではない。石原のスイフトスポーツがスタートする頃には激しい雨滴が路面を叩きヘビーウェット状態になっていた。マシンの挙動を感じながら慎重なアタックを見せる石原。「ターンをするたびに、もう少し攻め込めたかもしれないと感じるほどステディな走りに徹してしまった」と反省の弁も出たが、ファーストトライのポジションは13台中2番手。ディレッツアZ2のグリップは圧倒的で、雨を感じさせないほどのロードホールディング性能を発揮していた。

4位でフィニッシュながら速さを見せた新型スイフト
タイムアップを狙ってスタートしたセカンドトライでは思うようにタイムが伸びず、ファーストトライの1'19"962がベストとなりクラス4位に甘んじる。しかし石原の気持ちは前に向いていた。これまでの数々のモディファイが確実にカタチになっていることを確信していたからだ。表彰台へのアドバンテージはわずか0.1秒と僅差で取り組んできたことの証左となった。次戦の全日本選手権鈴鹿ラウンドまでにエナペタルダンパーはさらに進化する。勝利を掴むその日まで我々が手を休めることはない。

報告:武田浩美
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勝利は目の前。次戦に期待がかかる



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