2014年 全日本ジムカーナ選手権第2戦

2014年4月27日(日) 宮城県仙台市 仙台ハイランドレースウェイ 天候:晴れ 気温:26度
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石原にとって、あわただしい週末が始まった。中国出張で北京に渡航していた石原はテストのために用意された金曜日に仙台入りするため前日の夜遅くにセントレア(中部国際空港)に飛び空港のホテルで宿泊。翌日の早朝便で名古屋から仙台に移動してサービススタッフにピックアップしてもらうというハードなスケジュール。マシンテストは午後からしかできなかったが、事前に詰めていたセットアップの方向性が正しかったことを確認することができた。
金曜日にチームと合流した石原は、PN3クラスに参戦する先輩の深川選手とディスカッションを重ね初めて走る「仙台ハイランドレースウェイ」に走りとマシンを合わせていく。

セッティングに自信を深めた石原は土曜日の公開練習でも果敢な走りを披露する。仙台ハイランドのコースは3速全開でのストレートからスラローム、ホームストレートでは高いスピードから一気に速度を落としてのターンなど見ごたえも走り応えも十分なコースが用意されている。公開練習で2位の好位置につけた石原は確かな手ごたえを感じていた。
BRZの深川は公開練習日までマシンの方向性が定まらず苦戦していた。しかしサスペンションの仕様変更をきっかけにセットアップの糸口を掴むことができ、決勝日を迎える。

ファーストトライからスイフトの石原は思い切った走りで仙台ハイランドを攻める。タイムは1分19秒572、クラス唯一の19秒台をマークして暫定1位で折り返えした。BRZの深川は高速コーナーが攻めきれず7位。ポジションアップは必至だ。
路面温度の上昇するセカンドトライではトップ勢が大幅なタイムアップを決めてくることは想像に難くない。石原は全日本ドライバーらしい渾身の走りで走りきり1分18秒783と大幅にタイムアップに成功。クラス唯一の18秒台をたたき出した。しかしゴール直前でパイロン接触判定を取られ、このタイムはペナルティで消える。第1戦のウィナーである喜多治人選手のファイナルアタックが終わり、タイムが発表された。1分19秒804。僅差でチャンピオン喜多選手をかわし、石原裕也の全日本初優勝が決定した。
BRZの深川はセカンドトライで意地を見せ、6位入賞をもぎ取って次戦に駒をすすめることに成功した。
報告:武田浩美
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両トライともに手ごたえのある走りができたと語る石原
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優勝後メディアの取材を受ける石原 |

プレイドライブ誌の取材 |
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サービスクルーとともに。お疲れ様でした! |
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「アールエスタケダジムカーナチームジャパン」は上記のスポンサーの支援を受けてシーズンを戦っています。
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