2013年 全日本ジムカーナ選手権第3戦

アールエスタケダサポート選手がW入賞!
2013年5月19日(日) 奈良県 名阪スポーツランド 天候:晴れのち雨 気温:21度

撮影:光崎 満

2戦連続の入賞を果たした石原裕也。
実力が試される名阪ラウンド。
雨はいつ降り出すのか・・・。朝から多くの選手が空を仰ぎ天候に気を揉んでいた。予報では午後から雨の可能性が高く、状況によっては午前のアタックで勝負が決する可能性もある。今回のステージである名阪スポーツランドは攻略が難しい。ジムカーナはスタンダードなサーキットコースを走るわけではない。毎回コースのレイアウトが変わり、そこここにショートカットやターンなどが現われる。当日発表されるコースレイアウトを分析しベストなラインと走りを見つけ出したもののみが勝負に加わることができる。まさに実力が試されるステージといえよう。

最低目標は入賞圏内。
アールエスタケダ全日本ジムカーナチームの最低目標は6位以内の入賞圏内に入ること。全日本選手権はどのクラスでも勝ちを得ることは容易ではないが、
今期全日本を戦う二人は、トップドライバーのひしめくハイレベルなクラスを選択し戦いに挑んでいる。このクラスの中で入賞圏内に駒を進めることが、今はなによりも重要な目標だ。BRZを駆る深川は過去に全日本ジムカーナシーズンを戦ったときの苦い思い出を今でも忘れてはいない。時代は流れ、ベテランゆえの多くのキャリアを武器にニューマシンの戦闘力を高めることに全力を注ぎ、この数ヶ月を費やしてきた。それは執念ともいえる感情なのかもしれない。

W入賞を達成!
スイフトの石原は決勝日に向けて調子を上げることに成功してクラス5位に入賞。2戦連続の全日本入賞は自身初であり、次戦に向けての流れがつながった感じだ。BRZの深川は練習日から名阪ラウンド直前に仕様変更した駆動系にセッティングを合わせる事に集中してきた。ファーストトライでは最終コーナーの立ち上がりでマシンが暴れ、6位から7位に順位を落とす。セカンドトライに勝負は持ち越されたが、空は曇り、今にも雨が降り出しそうな雲行きである。PN3クラスのスタート時間となり深川がスターティンググリッドに着くころ、雨がぽつぽつと落ち始める。ぎりぎりドライの路面を走りきった深川はタイムアップし、初のPN3クラス6位入賞を果たした。深川の執念が天をも味方につけた瞬間であった。

次回の全日本ジムカーナは北海道に上陸し、石狩川の河川敷に広がるコース「オートランド砂川」での戦い。スイフトの石原の単独参戦となる。

報告:武田浩美



セカンドトライで渾身の走りを見せた深川はタイムアップに成功








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YUJI MOTAI

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