2018年2月3日(土)/2月4日(日) 長野県南佐久穂郡佐久穂町 八千穂レイク湖上 (撮影:光崎満)
好天に恵まれた初日は最高のスノミ日和となった。
昨年に続き最高のお天気に恵まれスタート

早朝の八千穂レイク周辺は氷点下16度を下回った。

周囲の道路に積もる雪は固いアイスバーンとなり、暗い中会場に向かうジープラングラーのスタッドレスからはガリガリと氷を削る音がする。「実にいい音だ」。つい口から言葉が出る。もちろんコースのコンディションは良好で、遠くからお越しいただくお客さまに思う存分氷上を満喫していただけるに違いない。

集合時刻の7時を待つまでもなく、多くのお客様が来場されアイスフィールドはにわかにあわただしくなってきた。今回は開催日両日ともフルグリッドの100台の参加者を迎えており、運営クルーも緊張した面持ちで車両の誘導に取り組んでいる。スノーミーティングの参加費は朝の受付でお支払いをお願いしているがあまりの寒さに手がかじかんでお札がなかなか取りだせない。受け取るほうも同じように手がかじかむ、そしてこの感覚こそがスノーミーティングが無事に開催できる証でもあるのだ。そう、「氷の上を走るイベント」であるがゆえに寒ければ寒いほど良い方向に行く。

今年もプロドライバーがお客様のお車に同乗してアドバイスする「初心者向けアイスドライビングレッスン」を開催した。無料レッスンであるが中身は濃い。朝はまったく思うように走れなかった参加者の皆さんがみるみるコツをつかみ上達していく。私はレスキューのためジープでコース上に待機していて曲がり切れず雪に突っ込んで動けなくなった車両を引っ張り出すのが仕事。それゆえ、午前中から午後にかけてスタックする回数がみるみる減っていくのを実感できる。レクチャーの効果は絶大で、昼からはほとんどのお客様がスタックすることなくスムーズに走行を進めていった。

昼休みには全日本ラリーに参戦中のランサーエボリューションの同乗体験や、ダンロップの最新スタッドレスWINTER MAXX02の試乗会などが開催され、お客様の歓声がやまない楽しいひと時となった。

報告:武田浩美


 

氷上ドライビングレクチャーには多くの参加者が来てくれた




降りしきる雪の中でも参加者の熱い走りが止むことはない。
途中から雪になった2日目

やや気温が上昇した2日目だが、開催に影響はない。昨日より風が強い朝となったがこちらも問題なし。今日も楽しいスノーミーティングになりそうだ。午前はアイス路面に雪が乗り、スタッドレスクラスは気持ちよく走行中。お昼休みの体験同乗走行辺りから少しづつ雲行きが怪しくなってきて山の上に雪雲が広がる。

午後の走行枠も順調に進行していく、スパイククラスの走行が終了しスタッドレスで磨かれた湖面はみるみるツルツル、テカテカに様相を変えていく。しかし、RST講師によるドライビングレッスンは偉大だ。そんな滑りまくりの路面でもスタックする参加者はほぼ皆無。スピンしても雪壁に刺さることはない。午後2時を過ぎたころから八千穂レイクには雪が舞いコースを覆っていく。このまま降り続けば走行不能になることもあるが、大勢の参加者の熱い走りがコースを守り、最終日のスノーミーティングはスケジュール通りに終了した。

様々な思い出を残したディレッツアスノーミーティング。参加してくださったお客さまと今年も開催できる環境を作ってくれた管理者の市川さん、地元の皆さんに心から感謝して八千穂レイクを後にした。

報告:武田浩美
撮影:光崎 満







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